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木村由実子(Yumiko KIMURA)
東京生まれ。フランス・パリ在住。
ガラスの反射・透過・屈折という3大基本性質に則り、板ガラスでこそできる透明な造形彫刻を探求。

-経歴-

文化服装学院にて酒井登代に師事。同行卒業後、イタリアンデザインとミケランジェロに誘発され、1984年にイタリアに留学。トリノ国立美術学院の彫刻科を卒業。同校に通うかたわら、プライベートスタジオにてプロダクトデザインを学ぶ。

1993年日本に帰国後、自らの素材はガラスであることに気付く。ガラスの歴史、そして様々なガラス技術を学びながら今日のガラス表現を模索。

1999年に欧州の現代ガラス芸術に惹かれてパリに移住。渡仏後、工業ガラスを紫外線硬化剤で接着する方法に現代性を見出し、立体を作り始める。2002年ごろからガラスにLEDを組み込んだ光の作品を作り始める。

2005年初頭、カリメロ・アルデン・キンが主宰する幾何学アート運動「マディ(MADI)」に出会い、グループに参加。アルデン・キンとのこの出会いにより、幾何学的形態への方向が明確に定められる。以来、アルデン・キンが運営するパリの画廊「オリオン」を中心に、フランス、イタリア、ロシア、ハンガリーなどのヨーロッパ各地、南米、アメリカなどで開催されるグル−プ展や個展に多数出展。多国籍な環境の中で創造的な刺激を受ける。また、公•私立美術館に作品が所蔵される。2007年より、フランス抽象芸術の歴史的なサロンであるレアリテ・ヌーヴェルに毎回参加。

2013年、Perrin et Perrinのフュージンググラスのワークショップに参加。また、同年より現地にて作品を組み立てる「In situ」作品の制作を始める。より大きな空間の中で透明なかたちを体現できる。


-主な展覧会-

個展
2018 / 東京 / Gallery Mura & Gallery403 / 透明なかたち IIV / キュレーター 永畑祐子
2017 / パリ / Galerie Abstract Project / #48 Spatial Forms / キュレーター Pam Aitken (シドニーFactory 49のディレクター)
2016 / ダラス / 幾何学とマディアート美術館 / 彫刻/ガラス、木と紙 / キューレター Dorothy Masterson
2015 / ベルガモ / Galleria Mareria / ガラスと紙/不可能な出会い? / キュレーター Paola Silvia Ubiali
2014 / ヴァロンシエンヌ / 市営ギャラリー アクアリウム / 透明なかたち / キュレーター Patrick Roussiès

-グループ展-
2018 / ソレント / Villa Fiorentino / ソレント ヤング アート / キューレター Paolo Feroce
2016 / テルリッツィ / Pinacoteca ‘Michele de Napoli’ / インターナショナルマディアート / キュレーターFranco Cortese
2016 / シャトール / Couvent des Cordeliers / リズムと幾何学 / キュレーター Bernard Fauchille
2015 / パリ / エスパス クリスティアーヌ プジョ / キャレモン2 / キュレーター Milija BELIC


-作品所蔵先-

: Mobile MADI Museum : ブタペスト ハンガリー
: Umbro Apollonio 美術館  : パドヴァ イタリア
: MAGI 美術館  : ボローニャ イタリア
:コンシュ・ガラス美術館、コンシュ・アン・ウッシュ フランス
:幾何学とマディアート美術館 ダラス アメリカ
:アグリジェント市  アグリジェント イタリア
:サン・ゴバン市 サン・ゴバン  フランス